日ごろから、美術館や博物館に行くのが好きです。
なかでも絵画を見るのはとても好きです。
たとえば人物画では、服や表情、背景、髪型、
視線、などから人物像がにじみ出るように書いている絵。
また、特に私は風景画が好きですが、
同じ海、街中、でも、
その風景を見ている画家の視点、というフィルターを通して
風景を見ているわけで・・。
そのことにまた格別の感動を覚えてしまいます。
この1カ月以内に、レオナール・フジタ展に行き、
ハプスブルク展に行き・・といろいろ行きましたが、
今回は、
サントリーミュージアムに連れて行っていただいて
漫画家の井上雄彦さんの展覧会へ。
井上さんの漫画作品は見たことがなかったのですが、
(スラムダンクなどの存在は知っていた)
井上さんのインタビューを読んだことがあり、
その記事にとても感銘を覚えていたので、すごく興味深かった。
白黒のライン、筆。それだけの表現。
山の上から海を望む風景。
近くの木々は葉っぱの照り返す光が見え、
遠くになるにつれてその輪郭があいまいになり
優しく溶け合うようになり。
山の合間に湛えられる海。光の粒が浮かんでいる。
その絵がとても素晴らしくて感動してしまいました。
・・。その、山の上から海、というのは私にとって
とっても懐かしい風景で、
自分自身も何度も書いたことのある絵だったりするのです。
人物の、髪の毛が風に舞う様子、なども目を見張ってしまいましたが、
滝壺の光景、岸辺の光景、など、とにかく風景に目が行ってしまった。
ときには荒く、時には繊細に、自由に筆を使えるその技に
本当に驚いてしまいました。
ロケーションもよくて、海辺の風、太陽の光、オブジェ、
雲の隙間により海にできる道・・など
言葉にしつくせない、感慨を感じて帰ってきました。

波間の、あの光の粒をいつか、音楽にしたいです。
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